2024年3月掲載「トヨタネ株式会社」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

実際に取扱い商品を育て公開

時間内で誰でも自由に見学可能

トヨタネ株式会社研究農場
 農業大国である東三河。地元を中心に種苗や資材といった農業を支える種苗会社のひとつ、トヨタネ株式会社。創業翌年には豊橋市東高田町に研究農場を開設、「自社製品だけでなく、取り扱う商品は実際に育てる」スタイルは創業当時から変わらない。育てた実物を見て、カタログだけでは分からない収集したデータを見た上で、納得して購入してもらえるよう取り組んでいる。「農業のモデルハウス」という言葉が分かりやすいのではと、栽培支援部の大月裕介さん。
 

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一般公開の見学会開催
 この研究農場では「生産者だけではなく誰でも参加できる見学会」を開催している。メロン、きゅうり、トマトなど季節によって試験テーマを設け、キャベツやブロッコリーの品種比較試験では年に100品種程を行うそう。
 1月に行われたのは「来て!見て!実感!イチゴ栽培見学会」と題し、10月に続き2回目の見学会を開催した。試験担当者より説明を受け、品種ごとに少しずつ条件などを変えたハウス内の高設栽培をじっくり見学することができる。

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種苗会社としてできること
 今年度の見学会は「イチゴ」。紅ほっぺ、よつぼし、すず、はるひの4種類を基本に、早期定植試験、クラウン温度制御試験、種子繁殖性イチゴ品種比較試験が行われている。また、使用されている各種資材やメーカーによるハウススプレーの実演も実際に見ることができた。
 「時代の流れもあって、味を良くするニーズに変わりつつある。こうしたお客さんの声を元に1年を通じてさまざまな野菜に取り組んでいるので、今後は毎月の開催を目指したい」と種苗会社としてできる新たな形を発信し続けている。
 

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●豊橋市向草間町字北新切12番地1
●TEL:0532-45-4137(代表)
●Instagram:@toyotane_nojo
●HP:https://www.toyotane.co.jp/
●【研究農場】豊橋市東高田町371 TEL:0532-41-2007


 昭和43年創業。種苗や農業資材の販売、栽培技術の提案、農業用ハウスの建設や栽培システムの開発など、地元のさまざまな農業分野をサポートする。開催日などはインスタグラムなどで告知。