2023年3月掲載「IT農業ネットワークシンポジウム」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

農業におけるSDGsの取り組み

IT農業ネットワークシンポジウムで成果を発表IT農業ネットワーク

IT農業ネットワーク
 IT農業ネットワークは、豊橋技術科学大学先端農業・バイオリサーチセンターが実施している人材育成を目的とするプログラム「最先端植物工場マネージャー育成」「IT食農先導士」「東海地域の6次産業化推進人材育成」、社会人向け実践教育プログラムの受講生・修了生のネットワークで、現在633名が登録されいる。
 

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム

IT農業ネットワークシンポジウム
 会場では、1Fにて受講生・修了生が実際にプログラムで手掛けた農産物・6次化商品が販売された。また、5階では協力企業を含めた活動のパネルが展示され、取り組みや成果が掲示された。
 講演会では「農業におけるSDGsの取り組み」と題し、発表が行われた。
 現在、東北大学名誉教授の三枝正彦氏は、2007年から9年間、先端農業・バイオリサーチセンターで特任教授を務めた。数々の6次産業化した商品や成果をはじめ、ロボットやAIを活用した新たな農業「スマート農業」の取り組みによるSDGs成果を例に発表された。

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウム

取り組みの実践を発表
 続いて、IT農業ネットワークの会員2名による、自社の取り組みを発表。鈴木晋示さんによる「稲作、シイタケ栽培等におけるSDGsの取り組み」では、音羽米とシイタケを栽培すると共に、現在、田んぼを利用したソーラーシェアリングや農機具のEV化に取り組んでいる。
 冨田雅則さんの「里山を守ろう 放置竹林を考える」では、建設業を営む傍ら、放置竹林の影響や本来の里山の姿を検証し、竹藪の整備に取り組んでいる。竹チップや農業資材に利用され、作物成長調査など将来へ向けた資源のSDGsの取り組みを語った。 
 

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊橋市,IT農業ネットワークシンポジウムIT農業ネットワークシンポジウム

●IT農業ネットワーク(国立大学法人 豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター)
●豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1-1 ●TEL:0532-44-6655(先端農業・バイオリサーチセンター)
●HP:https://www.tut.ac.jp/ ●HP:http://www.recab.tut.ac.jp/index.html


4年ぶりの開催となるIT農業ネットワーク。今年度は会場をサテライト・オフィスのあるemCAMPUSで開催。一般参加も可能で、多くの参加者が講演会に興味深く耳を傾けた。