2022年12月掲載「こども未来館ここにこ」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

大人も学べるこども未来館

東三河の食材を使った「大人の食育教室」

大人も学べる講座
 豊橋市松葉町にあるこども未来館ここにこ。イベントは子どもや親子、家族で楽しむ内容が中心ですが、中には大人が学べる講座も開催されている。
 施設内には、キッチン工房と呼ばれる設備や道具が整ったキッチンがあり、調理や講座を開くことができる。3年前より「旬の東三河農産物を楽しもう! 大人の食育教室」と題して、Lab neccoの廣西紘子さんが講師を務める教室もその一つ。月に1回開催。午前と午後それぞれ1教室あり、午前は小さな子ども連れも可能で、午後は大人のみと限定され、参加者によって選ぶことができる。

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旬の東三河の食材を楽しむ
 毎月、地元の旬の農産物を使って、その栄養や食べ方など食育に関することを、月ごとのテーマ食材の素材を生かした調理と座学で学ぶ。
 この日は、豊橋市の米生産者「清須ライスセンター」の米粉を使った「さっと混ぜるだけザクッとクッキー」を実践。最初に小麦粉と米粉の違いについて、グルテンを含まないため、ねばねばせずさらっとしていること、クッキーには細かな製菓用を選ぶこと、油の吸収率が少ないため油切れが良い、混ぜ込んでも粘らない、洗い物が洗いやすい、クッキーの焼き色は薄めになるなど、特徴が述べられた。乳幼児から大人まで

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乳幼児から大人まで
 クッキーには米粉の他に、オートミール、アーモンドプードルをベースに、ドライフルーツやナッツなどを使用。材料をすべて混ぜ合わせ、米粉の扱いに慣れつつ形を整えオーブンで焼き上げた。熱いうちはほろっと崩れやすいが、冷えるとしっかりとまとまり、噛みながら楽しめるクッキーが仕上がった。「良く噛むことで消化や免疫力が大きく変わります」と廣西さん。
 スクール担当の有吉さんは「地元の食材を知り、大人が学んでお子さんやお孫さんのために作られています。他にも大人の講座があり、今後も増やしていきたい」と講座やイベントに力が入る。
 

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スクール担当 有吉 麻衣さん
Lab necco 廣西 紘子さん

●豊橋市松葉町3丁目1番地
●TEL:0532-21-5525
●定休日:毎週水曜日
(ただし、水曜日が祝休日の場合は開館、翌平日が休館)
(12月29日~1月1日)
●営業時間:9:30~21:00(一部エリアは17:00まで)
●HP:https://coconico.jp/


2008年に開館した複合施設。乳幼児スペース、幼児から小・中学生を主な対象とした体験スペース、年齢層問わず使用できるイベントスペースがある。