2022年12月掲載「Cafe2910」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

新しい形の学生食堂

近隣高校とのコラボで誕生したスイーツも人気

昨年4月にオープン
 田原市田原町中小路にある、田原福祉グローバル専門学校。昨年4月に、学校敷地内横に「Cafe2910」がオープンした。2年前に市立から社会福祉法人福寿園の運営に代わり、それに伴い今までなかった学生の食堂として誕生した。中でも大きな特徴は、だれでも利用できること。目的として①学生の栄養面や健康面に配慮した学食、②地域貢献と地域活性化、③介護福祉士の養成をしている専門学校として、介護に対するイメージアップといったことを踏まえ、この場だからできる発信を続けている。店内はとてもおしゃれで、ゆったりと過ごせる空間。

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一般の人も利用可能な学食
 運営法人が力を入れていることの一つが食とあって、全国から取り寄せる食材をはじめ、野菜など地元の食材も使用。ランチは肉プレート、魚プレートは日替わり、その他にカレー、週替わりのパスタなど用意されている。全体を通して栄養バランスも考えられ、選べる前菜では、切り昆布煮や切干大根の煮付けなどといった家庭の味のメニューも必ず取り入れているそう。ランチ時は学生はもちろん、市外からも訪れる人も多く、食材を生かした丁寧なメニューと空間を楽しむ姿が印象的。ガラス張りからの景色は蔵王山も望め、春はテラス席で桜も楽しめる。

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地域とのコラボで誕生
 地域との連携の一つで誕生したのが、すぐ隣の愛知県立成章高等学校とのコラボスイーツ。毎年応募をかけ、斬新なアイデアや地元の食材を使った考案まで、年間3、4品をメニューに採用。
 また、スタッフのエプロンもデザイン・作成を手掛けた。店長の古田さんは「幅広い年齢層の方の居心地の良い空間づくりを目指しています。地域との連携にも力を入れ、今後は地元の食材もより注目し、将来はこども食堂もできたらと思います」と語る。メニューはテイクアウトも可。
 
 

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スタッフ 森下 結衣さん

●田原市田原町中小路11番地1(田原福祉グローバル専門学校横)
●TEL:0531-22-0020
●HP:https://www.tgcw.jp/
●Instagram:@cafe2910_
●定休日:日曜日
●モーニング8:00~10:30
 ランチ11:00~14:00
 カフェ14:00~17:30


店名の2910は「福寿園」から「ふくじゅ」の意味だが、読み方は自由だそう。モーニングからカフェ時間まで、旬の食事やデザートを楽しみながら、落ち着いた雰囲気の中で時間を過ごせる。