2022年12月掲載「くだもの 鈴木屋」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

「家族に食べさせたい」という声に応えていきたい

目利きした美味しい果物を提案

1949年創業
 豊川稲荷の玄関口でもある豊川駅前に店を構える、くだもの鈴木屋。創業は1949年で、70年余り移転することもなくこの地で経営している。創業当時は八百屋から始め、その後、豊川稲荷が近いためお土産品や個人総合食品百貨店など時代と共に移り代わりながら、25年前から葬儀用のかご盛り業専門となった。三代目の鈴木敏博さんは「現在はかご盛りだけでなく、贈答用やお土産、記念品、プレゼント用など、さまざまな果物や缶詰など利用していただいている」と、ニーズに応えた組み合わせにも対応。

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博

地元東三河の果物
 旬の東三河の果物も販売し、インスタグラムといったSNSを使った発信も始めた。果物屋として、選りすぐりの「味で勝負」した旬の果物の中には、豊橋の次郎柿、いちご、豊川のブルーベリーやいちご、とうもろこし、田原の温室みかんなど、先代より長く仕入れている物もある。「東三河の農業はすごい。腕利きの農家さんにお願いして仕入れている。美味しい物だけを扱っています」と鈴木さん。旬の味を届けたいとSNSで発信することで、足を運んでくれる方も増えているそう。

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博

2030年豊川稲荷御開帳に向け
 全国からも選び抜いた果物を扱い、葬儀用やお盆用のかご盛りなど、用途や状況に合わせた提案もしている。「かご盛りだけでなく、今後も皆さんに喜んでもらえる果物を、店売りしていきたい。観光地でもあるので、ここから発信できるよう地元の果物もどんどん扱っていきたい」と力が入る。
 2030年には100年に一度行われる御開帳が予定されている豊川稲荷。今は新型コロナウイルス感染症の影響があるものの、そこへ向けての店づくりも合わせて準備に入っており、果物を通じて、東三河を盛り上げていく。
  
 

地産地消,季節誌しずく,アイスタイルデザイン,豊川市,くだもの鈴木屋,鈴木 敏博くだもの 鈴木屋

(右)店主 鈴木 敏博さん・(中)友恵さん
スタッフ 横山さん

●豊川市西本町1
●TEL:0533-86-2338
●定休日:不定休
●営業時間:10:00~17:00
●Instagram:@suzukiya1949


昭和24年創業。かご盛り業と合わせて「東三河は美味しい物を作っている農家さんが多い」と地元の季節の味を届けている。