農家×飲食店

　8月31日、豊橋市駅前大通2丁目にあるエムキャンパスで、豊橋市内の生産者と飲食店が豊橋産農産物を使用した新メニューの開発を目指す「農家×飲食店マッチング会」が開かれた。
　豊橋市が進める「食と農のまち推進プロジェクト」の一環で、豊橋市の「食」と「農」の高付加価値化を図り、「とよはしフードカルチャー」の創造を目的としている。地産地消に意欲のある市内生産者と飲食店をマッチングし、年末年始の新メニュー提供を目指して進められる。

生産者のこだわりと想いを伝える

　参加者は、生産者16件と飲食9店。飲食店の自己紹介に続き、生産者による1組3分間のプレゼンテーションが行われた。農産物のこだわりや特徴、今までの取り組みの経緯、自身の1番おすすめの食べ方など発表された。生産者によっては試食も用意され、飲食店参加者は実際に味わいながら発表に聞き入った。
　「プロの方々の力もお借りして、さまざまな可能性を広げていきたい」などといった生産者の声も多く、熱い想いを感じた。

マッチング成立

　プレゼンテーション後は、飲食店が各生産者と直接話し、希望する生産者に新メニュー開発のマッチング意思表示をする名刺を投函するオファー時間が設けられた。また、取引だけを望む投函も同時に行われた。
　そして投函されたマッチングの結果を発表。4店舗が8生産者の農産物を選択し、新メニュー開発のマッチングが成立した。続いて、実際に成立した生産者と飲食店が顔合わせし、今後の段取りなど打ち合わせた。
　今後の新メニュー提供に期待したい。