2022年6月掲載「豊橋市曙学校給食センター」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

豊橋市最大の給食センター

試作やシミュレーションを重ね、新施設稼働開始

新センター誕生の経緯
 新年度を迎えた4月1日、豊橋市曙町にある「豊橋市曙学校給食センター」が供用を開始した。昨年度まで稼働していた西部調理場(神野新田町)の施設の老朽化、将来的に小中学校の子どもたちも減少すると推計されること、また、令和11年には東部給食センターも閉鎖予定のため、曙町に新設となった。
 小学校19校、中学校7校、特別支援学校1校の計27校、11,600食を調理し配送を行う。安全・安心な給食調理から省エネにも配慮された最新の施設が誕生した。

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特徴と新たな独自の取り組み
 調理能力は1日12,000食可能、2品献立の調理から食器洗浄まで電力をカバーする非常用発電機、アレルギー対応特別調理室完備、ごみの減容化などが特徴。独自の取り組みとして、新しいタイプの食器を導入。食器を持って食べるよう主食の平皿からお椀に変更し、耐久性も向上した。そして保温性の高い食缶も導入、北部給食センターに続き2例目。また、残食をおかずごとに1年通して計量し、献立の改良や残食の減少に反映させていく。

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稼働に至るまで
 新施設稼働にあたり、半数以上の新たなスタッフを雇用したことにより、稼働前の1月から機械や動作、座学を実施。2,000食から10,000食まで試作を6回開催し、配送ルートのシミュレーションまで行い経験値を上げていった。
 「1日に必要な栄養素のおおよそ1/3を目指し、27校の子どもたちに美味しく食べてもらいたいので、いつも気を引き締めている」とセンター長の村田さん。
 日本の伝統行事や食文化も取り入れながら、子どもたちの美味しいの笑顔のためセンターが一丸となって届けている。 
 

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センター長 村田 泰祥さん(左)
職員さん

●豊橋市曙町字南松原162-1
●TEL:0532-21-6071
●教育部 保健給食課(豊橋市今橋町1 豊橋市役所東館11階 TEL:0532-51-2821)


豊橋市教育委員会事務局 教育部保健給食課に属する曙給食センター。食材の種類によって入荷する荷受検収室から下ごしらえ、調理、配送までが一直線に配置。徹底した管理で安心・安全を守る。