2022年3月掲載「田原市給食センター」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

給食から伝える食育とふるさと教育

「おいしい!」と言ってもらえる給食づくりを目指して

見学も可能な給食センター
 田原市赤羽根町にある田原市給食センターは、田原市内の保育園、こども園、小中学校、豊橋特別支援学校、潮風教室、合わせて全45施設7,600食を提供している。
 安全でおいしい給食となるよう、いろいろな食材を幅広く使用し、栄養バランスに配慮。また、地場産物の活用や郷土料理などを取り入れ、地域の文化や伝統への理解・関心を深めている。主食、牛乳に、主菜、副菜、汁物などのおかず3品を1膳とし、アレルギー除去食も対応している。

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豊富な地元産食材を活かして
 食材は田原産・愛知県産を優先して使い、お米は1年を通して田原産「コシヒカリ」を使用。田原市は農業王国として知られており、特に野菜に関しては、地産地消率も他地域と比較しても高い。また、地元で採れたおいしい野菜を給食で食べてもらいたいと、地域で活動している「にんじんの会」の皆さんが愛情をかけて育てた野菜も使われている。こうした環境を最大限に活かし、管理栄養士や栄養教諭がメニューを考え、献立を立てている。

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食を通じて伝えていきたい
 「子どもたちにおいしいと言ってもらえる給食づくり」を念頭に、新メニュー開発や郷土料理を積極的に導入。1月24日から30日の学校給食週間には、郷土料理「はちはい豆腐」や「煮みそ」、田原産の豚肉やさつまいもを使った「豚丼」、「おにまん」などが提供された。園・学校向けに給食センターから毎日発行されているおたより「いただきます」では、田原のどこの地域の食材か書かれ、食材に対して身近に感じてもらえる工夫も。食すだけでなく、食育やふるさと教育としての役割も果たしているそう。
 

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田原市給食センター

●田原市給食センター(田原市役所 教育委員会 教育総務課 給食係)
●田原市赤羽根町東山60-3 ●TEL:0531-45-5030
●田原市役所(田原市田原町南番場30-1 代表TEL:0531-22-1111)


昭和46年から給食センター方式(旧田原町)により学校給食を提供を開始。以後、市町村合併により、自校方式とセンター方式が混在したことや、施設が老朽化したため、民間のノウハウや技術的能力を活用したPFI手法による給食センターを建設、平成26年4月に供給を開始。