スマイルフラワーフェスティバル
in豊橋を終えて

半年後の花き生産者さんを訪ねる

スマイルフラワーフェスティバルin豊橋

　2021年3月6日・7日、道の駅とよはしで「スマイルフラワーフェスティバルin豊橋～花で繋がるヒト・コト・モノ～」が開催された。　新型コロナウイルス感染症が広まり始めた2020年の春。誰もが予想できなかった生活の一転に、花き業界も卒業式、入学式、結婚式など中止が相次ぎ、大きなフラワーロスを生む問題が起きた。そこで、フラワーライフ振興協議会は、スマイルフラワープロジェクトを2020年9月に発足。「日本の廃棄される運命にある花を少しでも救いたい」と、取り組み1つとしてイベントが開催された。協議会はサブスクリプションの取り組みも力を入れている。

コロナ渦で全てが変わってしまった

　2日間に渡り、花き生産者による販売や地元企業による出店のほか、特設会場ではフラワーライフ振興協議会代表の松村吉章氏と花き生産者によるトークライブが開かれた。アルストロメリア生産者の中島良裕さん、カーネーション生産者の山口充代さん、ボロニア・ガザニア生産者の中村美恵さん、そして胡蝶蘭の松浦秀昭さんが、それぞれコロナ渦によって起きた出来事や乗り切るため選択した経験などが語られた。母の日、開店祝いなどといった贈答品までも直撃し、現場では咲いた花を切ったり栽培を停止したりと苦渋の想いと選択をせざるを得なかった。