2020年3月掲載「豊橋市/豊橋農業協同組合」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

第23回豊橋農協冬季農産物品評会

JA豊橋産野菜20種、花9種がずらりと並ぶ

番号が付けられた出品野菜
 

 2月5日・6日、豊橋サイエンスコア(豊橋市西幸町)を会場に、「第23回豊橋農協冬季農産物品評会」が開催された。目的は「安心・安全で高品質な農産物への消費者ニーズが高まっている昨今、各種の農産物を一同に集め、生産者、関係指導者の意見を求め、栽培技術の改善、品質の向上に努めるとともに、豊橋産農産物のPRや消費の拡大を図ること」を掲げ毎年行われている。5日は出品された453点の審査があり特選25点が選ばれた。6日は一般公開と褒賞授与式があり、その後、一般市民に向け即売会が行われた。

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1つ1つ丁寧に審査
 

 出品された野菜の品目は、キャベツ、白菜、ブロッコリー、レタス類、トマト、ミニトマト、なす、えんどう類、大葉、ラディッシュ、いちご、小松菜、ねぎ類、セルリーなど。切り花はデルフィニューム、バラ、カーネーション、スイートピー、グロリオサ、スターチスなど。審査規定は品質の良否に重点を置かれ、各作物の特性を配慮し「優れた商品価値を持ち大衆消費に適合」、「形状、揃い、内観、外観共に優秀」、「農産物として生産が安定し産地化の可能なもの」、「外観で判断のつかないものは内観審査」とあり、露地栽培、施設栽培、花きに大別し審査員の合議で決定された。

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近年の気候変化にも対応
 

 いちごやトマトなどは糖度を糖度計で全点計測、絞り込みされたキャベツや白菜は、巻き具合や色など内容審査が細かく行われた。「最近の気候の変化の中でも生産者は技術を駆使し栽培に当っています。その中でも、選りすぐりのものを平等な目で県・市・経済連・卸売市場・生協の職員などがグループに別れ審査を行いました」とJA豊橋担当者。
 夏の高温、暖冬、長雨など大きな気候変動は生産者にとっても毎年毎年が新たな経験となっているそう。


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●開催場所:豊橋サイエンスコア
●豊橋市西幸町浜池333-9
●主催:豊橋農業協同組合
●豊橋市野依町字西川5
●TEL:0532-25-3552(営農指導課)


 豊橋市は、愛知県の東南部に位置し、東は静岡県、南は太平洋、西は三河湾に面し、穏やかな気候に加え山や水源に恵まれた地域。冬季には東三河特有の北西の季節風「三河のからっ風」が吹く。自然条件を活かした施設栽培も盛んな地域の一つ。