2014年12月しずくTimes その1 ~東三河のちいさな地産地消~

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

地消プロジェクト、とよはしを食べよう!

料理教室から豊橋の農林水産を発信「豊橋の地産地消」

豊橋市は温暖な気候と豊かな水源に恵まれた、全国トップクラスの農業産地。代表されるトマト・ミニトマト、スナップエンドウ、キャベツ、大葉、柿など、季節ごとに収穫される野菜や果物の数も多い。現在、地元のみならず首都圏でも豊橋市の食材PR活動を行っているが、地元での地産地消の取り組みは特に力を入れている。その取り組みの一つが、「地元で採れた旬の食材でおもてなしゴハン」をコンセプトにした、体験講座「地産地消クッキング教室」の開催。地産地消のメリット、地元の農産物のことを学びながら、旬の野菜や地元の物を使った料理教室で、豊橋市と中部ガスが企画・共催している。豊橋産の米粉を使った教室の体験講座も行われており、手軽に学べ、地元の物を活かせる料理教室として人気を集めている。
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目で見て、手に取って、食す

11月27・28日に農業企画課と中部ガスの共催で「地産地消クッキング教室~旬野菜でおもてなしゴハン~」が、豊橋市白河町のサーラプラザ豊橋内にあるクッキングスタジオで開催された。2日間行われ、各20名が参加。男性や親子の姿も見られた。

メニューはキャベツ入り肉巻きフライ、秋野菜のバルサミコマリネ、里芋のポタージュ、柿のヨーグルト和えの4品。キャベツをはじめ、ブロッコリー、かぶ、里芋、ミニトマト、柿など、ほとんどが豊橋産。農業企画課・後藤さんから、豊橋は秋・冬にかけて旬を迎える農産物がたくさんあること、石巻産の次郎柿は生産量日本一で今年100周年を迎えたことなど、使われる食材の説明がされた。その後、調理方法の説明を受け、参加者が5つのグループに分かれて調理を行った。
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教室を通じて伝えること

講座も回数を重ねるごとに人気となり、夜の部開催時は仕事終わりの姿や20代男性も見られるなど、リピーターも多い。野菜一つでもいつもの自分以外の使い方を知りたい方や、扱い方などを学びにくるそう。豊橋に越されて来た方をはじめ、地元に住んでいても特産が何であるか、地元ではどんな野菜が栽培されているかなどまだまだ認知は低い。食と地元農産物への理解向上に努めると共に、少しでも興味を持つきっかけ作りとして、開催を続けていく。


季節誌しずく,豊橋市地産池消料理教室豊橋市役所
産業部農業企画課  
後藤 祥子さん

●豊橋市役所 豊橋市今橋町1番地
●TEL(0532)51-2464

豊橋市役所  産業部農業企画課  企画・政策推進グループに勤務し、豊橋の農林水産業のアピールに走る毎日。