2014年9月しずくTimes その1 ~東三河のちいさな地産地消~

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

豊橋スイーツボーイズ&ガールズプロジェクト

若年層が豊橋菓子店を推進する企画

豊橋創造大学情報ビジネス学部3年生のトヨハシハートヨシプロジェクトグルメチームが、シティプロモーションの授業の一環で「豊橋スイーツボーイズ&ガールズセレクションマップ」を2014年2月に完成させた。これは、「学生の若者視点から地産地消グルメに関する情報を発掘収集し広く伝える方法を探求し活動に取り組む」が目的。そこで注目したのが「豊橋は日本有数の野菜の産地」だということと、健康志向から野菜スイーツが話題になっていること。
そこで、豊橋生菓子組合に現状把握のため相談し、見えてきたことが「豊橋(東三河地区)で特徴的な素材を用いたスイーツが存在する」ということだった。こうして自分たち学生目線だからできる方法で豊橋自慢を発見、発信する活動に取り組む計画を立てた。
豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム

マップの完成へ向けて

こうして生まれた「豊橋スイーツボーイズ&ガールズセレクション企画」を進めるにあたり、豊橋生菓子組合の組合長をはじめ事業委員の皆さんとミーティングを行い、助言をもらうなど、積極的に現状把握や調査を開始。なぜ若者が老舗や専門店に足を運ばないのか、伝統や歴史があまり良く分からなかったなど問題点を洗い出し、若者に来てもらえるようにするにはイメージをどう残すのかが課題となった。そこで、特徴や写真、地図で構成されたマップを発行することで発信できるのではと制作に取り掛かった。豊橋生菓子組合に所属するお店に協力の依頼をし、豊橋と関係する特徴あるお菓子への取り組みや試食会への出品の聞き取りをおこなった。その結果、16店舗から試食会への出品の了承を得た。
豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム

学生だからできること

このマップのもうひとつの特徴として校内で試食会を行った。和菓子は「おいしさと見た目と上品さ」、洋菓子は「おいしさと見た目と華やかさ」、歴史文化は「おいしさと見た目と豊橋らしさ」でテーマと項目に分けたアンケート結果を掲載し、マップが完成した。企画の組み立て、チームでやる難しさや、役割分担、紙に起こす難しさなど、苦労した場面も多かった反面、お店から喜んでもらえたことや、地域と共生できたことが喜びだったそう。完成後もアンケート結果を卒業研究に活用されたなど、学生の声が地元から発信された。


豊橋創造大学 トヨハシハートヨシ プロジェクトの グルメチーム
トヨハシハートヨシ
プロジェクトのグルメチーム

豊橋創造大学情報ビジネス学部
三好ゼミ3年生3人

 

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