2013年9月しずくTimes~東三河のちいさな地産地消~

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

商店街から地産地消を発信

地域と地元店舗が集まる月に一度のお楽しみ

青空見える新生花園商店街

花園マルシェ~賑わいを見せ始めたマルシェ~「さあ、いらっしゃい!」ピンクのフラッグが通りを彩る、青空がまぶしい豊橋花園商店街から掛け声が響く。今日は毎月第4土曜日に開催される「花園マルシェ」。『花園商店街が市場になる』をコンセプトに、商店街地域活性化を目的に始まった。舞台となる花園商店街はかつて1963年(昭和38年)アーケード内に隣り合い様々な商店が軒を連ね賑わいをみせていた。しかし、時がすぎるとともに商圏が郊外に移りシャッター商店街となりかけ、存続も危ぶまれた。しかし、商店街と仲間入りした新店舗が一丸となって、足を運んでもらおうと3年前に立ち上がり、シンボルのアーケードを撤去、青空見える新生花園商店街としてスタートを切った。様々な努力が実り、近くにある子ども未来館「ここにこ」との共同企画で、プランターで野菜を作り商店街を彩る試みが始まるなど、かつての活気を取り戻し始めている。

 

子ども未来館「ここにこ」との共同企画で、プランターで野菜を作り商店街を彩る試み地元産のものを販売している~地産地消のしずく~地元産のうずらを販売している~地産地消のしずく~

月に一度「花園マルシェ」開催

毎月のマルシェでは、商店街はもちろん、多方面から毎月平均10ブースが出店。地元野菜や花、特産品を販売するブース、近隣店舗の参加ブースでは名物店の人気メニューが味わえる。地元産の素材「うずら」を使った姿焼きや串焼きなどを販売している「うずらやさん」、「豊橋産うずらは脂が少なくさっぱりとしていて全国的にも人気があります!」マルシェのみで楽しむことがオリジナル商品もあるとか。新城からは野菜を作り販売している「ひなび舎」。農薬、化学肥料は使わず少量多品目の野菜や果物を作っており、旬の固定種野菜はもちろん、珍しい野菜にも出会え、あたたかみある手作りジャムなどの加工品も取り揃えている。他にも「豊橋技術科学大学学生サークル」によるブースもお目見え。鳳来の古民家再生など表参道活性のボランティアをきっかけに花園マルシェの存在を知り、自分たちで梅の収穫も手伝った無農薬の青梅で梅シロップを手作り、梅スカッシュを販売するブースも賑わいをみせていた。特別に7、8月は夜8時半まで開催。まちなか☆こども夜店やキャンドルナイトなど夏ならではの企画が用意され、夕涼みしながら夜の花園マルシェを楽しむことができる。(取材時は7月)。

子ども未来館「ここにこ」との共同企画鳳来で作った無農薬の梅シロップ~地産地消のしずく~地元産の野菜を販売している~地産地消のしずく~

鈴木さんが思うこれから

今では商店街のみならず、近隣地域からの参加もあり、認知度も上がったと感じる。新鮮野菜や地元食材を使ったお店独自の名物が集まるなど、ここでしか味わえないものを買い求める人も増えてきているそう。「商店街をはじめ、参加ブースのおかげで花園マルシェならではのパワーを感じる。お店が減った現在でも花園商店街を昔懐かしいと訪れる人も多い、新生花園商店街、そして花園マルシェを楽しみながら歩いてほしい。」と笑顔で語った。

花園商店街振興組合事業部 部長 鈴木 晶子さん花園マルシェ 鈴木 晶子さん

豊橋市花園町58 花園商店街
花園商店街振興組合
TEL:0532-52-4381

開催時間:毎月第4土曜日 10時00分~16時00分
http://blog.goo.ne.jp/hanazono18