
■渡辺農園 渡邉 康男さん・知佳さん
田原市
康男さんは大学卒業後、名古屋で会社員を10年経験。お母さんが体調を崩したことをきっかけに地元に戻り、就農して15年になる。妻の知佳さんは大阪から嫁ぎ、田原の魅力に惚れ込む。
Instagram:@tsunagu_smile
夫婦二人三脚でフェンネルとキャベツ、メロンに特化して日々力を注ぎつつ、販売も食べチョク、ふるさと納税、直接販売など様々な需要に応える努力を惜しまない渡邉さんご夫妻に話を聞いた。
フェンネルとの出会い
太平洋や三河湾の海に囲まれ、温暖な気候の渥美半島。この三河湾に面し、広大な土地に広がる畑、そして施設栽培が盛んな田原市中山地区で、夏はメロン、冬はキャベツとフェンネルを栽培している、渡辺農園の渡邉康男さんと知佳さんご夫妻。
康男さんは農家の二代目で、祖父から譲り受けた土地で両親が大根や露地のメロンなどを始め、その後、露地のキャベツやハウスでアールスメロンやえんどうなど栽培していた。その中、えんどうに代わる野菜を模索していた時、種苗会社の紹介で知り合った方から勧められたのがフェンネルだった。
「メロンの裏作でできることと、フェンネルはヨーロッパの野菜で日本では珍しく、当時はほとんどが輸入で高価だった。父は無名の野菜を広めようと分けてもらった種で栽培を始め、挑戦を続けた」と話す。それは30年程前のこと。
康男さんは農家の二代目で、祖父から譲り受けた土地で両親が大根や露地のメロンなどを始め、その後、露地のキャベツやハウスでアールスメロンやえんどうなど栽培していた。その中、えんどうに代わる野菜を模索していた時、種苗会社の紹介で知り合った方から勧められたのがフェンネルだった。
「メロンの裏作でできることと、フェンネルはヨーロッパの野菜で日本では珍しく、当時はほとんどが輸入で高価だった。父は無名の野菜を広めようと分けてもらった種で栽培を始め、挑戦を続けた」と話す。それは30年程前のこと。
それぞれの個性栽培の難しさを知る
育てるフェンネル(フローレンスフェンネル)は別名「フィノッキオ」、和名は「ういきょう」でセリ科の地中海沿岸原産の野菜。クリスマス時期の需要に向けて8月に播種し、翌年3月まで収穫される。現在、約一万本を栽培し、主に東京の市場に出荷され洋食店などで使われる。「専業で栽培しているのは珍しいと思う。暑さに弱いが冬の氷点下もダメ、水が好きだがやりすぎると腐ってしまう。長期安定出荷が難しい野菜だからこそ長年の技術で、夏の暑さも乗り切っています」と毎年が勝負と康男さん。
キャベツは6品種、時期をずらして栽培、12月から翌年4月まで収穫される。「たまたま隣の生産者さんから分けてもらった品種が自分たちが納得できる品種だったものもあります」と縁で巡り合った品種も。気候にあった品種選定も今後重要となる。
キャベツは6品種、時期をずらして栽培、12月から翌年4月まで収穫される。「たまたま隣の生産者さんから分けてもらった品種が自分たちが納得できる品種だったものもあります」と縁で巡り合った品種も。気候にあった品種選定も今後重要となる。
渡邉さんのこれからと地産地消
渡辺農園のもう一つの柱がメロン。7月に収穫のアールスメロンと2024年野菜ソムリエサミットで最高金賞受賞の「渥美の陽光ーHIKARIー」を栽培。「受賞前に渥美半島メロン研究会を同地区の水野農園さん(2023年6月本誌掲載)と手を取り合い、美味しいメロンを栽培するために立ち上げました」と新たな動きも始めた。美味しいに特化したこのメロンを通じてもっと好きになってほしい、渥美半島を盛り上げたいと想いが込められている。「今までヨーロッパ野菜など挑戦したが、自分たちの強みを活かした方がいいという形に行きついた。1つ1つを極め、中でも日本一のフェンネル農家になることを目標に、夫婦二人で頑張っていきたい」とフェンネルを手に将来を語る。
【編集】いつも笑顔の渡邉さん夫妻の温かさと愛情が、圃場からもしっかりと感じました。
【編集】いつも笑顔の渡邉さん夫妻の温かさと愛情が、圃場からもしっかりと感じました。






