2023年6月 旬のしずく~地産地消推進隊~

飽くなき探求心と実行力
時代にフィットした農業経営

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水野裕昭さん・博子さん

田原市中山町

主に裕昭さんが栽培、博子さんがPR・広報・販売を担当。この中山町の地を生かしつつ、微生物の多様化など地力を上げる土壌作りを基本にすることで、病気しにくい災害にも強い栽培をしている。
インスタグラム@_farm.melone_
HP:https://farmmizuno.com/


就農して17年、田原を代表するメロンとキャベツを栽培。普段の会話も農業に関する話題が尽きない水野さんご夫婦に話を聞いた。

夫婦二人三脚でメロンとキャベツを栽培

一面畑が広がる、田原市中山町でメロンとキャベツを栽培している水野裕昭さん・博子さんご夫婦。裕昭さんは地元の高校を卒業後、環境や自然関係の専門学校へ進み、その後就農し17年目。水野家は代々農家で、豊川用水ができる前の時代にあたる祖父母の時代は大根や麦、先代からメロンとキャベツを主に栽培を始めた。そして令和2年1月から裕昭さんに代替わりして今年で4年目。
ここ中山町は、水はけの良い砂地で小石も混ざる土壌。地温が上がりやすいが水はけが良く、逆に肥も早く抜けてしまうので、調整に気をつかう。この土壌はメロンやキャベツには合っていて、キャベツは5.5町、メロンは1町をほぼ露地栽培で、現在は水野さん夫婦二人三脚で手掛けている。

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代替わりに向けて実践したこと

裕昭さんに代替わりした際に、挑戦と変更をいくつか取り入れたが、先代のバックアップもありスムーズに取り組むことができたそう。取引先の変更、基本となる土づくり、メロンの直接販売、地元の産直に出荷など新型コロナウイルス感染症の時期にも関わらず、自分たちでできることをとにかく挑戦し続けた。
「根をしっかり張ることができる土づくりに変えて、土壌医検定2級も取得。直接販売はおうち生活に当てはまりうまく移行できた」と話す。また、実施したことが収量向上に繋がるなど、すぐに結果を出すことができた。「なんで?と思うことを勉強したり、固定概念をとっぱらったことが良かった。夫婦で楽しんで勉強しています」と笑顔のご夫婦。

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水野さんの考える地産地消

メロンは試験品種も含め、イエローキングやタカミメロン、ロピアなど13種類。栽培は難しく、地這い栽培で1本から4果を収穫。根が最も大切で、肥や水、追肥のタイミングが少しでもずれると最終的に甘いメロンができない。また品種選定や市場の旬をずらして栽培する技術も、水野さんだからできる強み。キャベツも14品種を7カ月リレーして栽培している。
「地産地消は学校給食など含めて今後大切になってほしい。自分たちも地元の人に存在を知ってもらい、必要とされる農家を目指している。そして環境に良い農業や有機農業も勉強して、将来へ向けた農業をしていきた」と語る。
博子さんは枝豆など他野菜の栽培も挑戦中です。
【編集】高校からのお付き合いでご結婚。息の合う、笑顔の絶えない姿も納得です♪

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