2022年6月 旬のしずく~地産地消推進隊~

根底にあるもの・・・
「農業で生きていく」

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廣田 智子さん

愛知県豊橋市東細谷町

現在は両親とご主人、廣田さんの妹の5人で、連携し合いながらトウモロコシ2ha、ブロッコリーなど6haを管理する。近年の異常気象にも、品種の特徴を活かした選定や受け継いだ技術で乗り越えようとしている。
インスタグラム@hirotanouen_toyohashi


「ともちゃんのやさい ひろた農園」がトレードマーク。伝統ある栽培方法を重きに、家族で野菜を作り続けている廣田さんに話を聞いた。

農家の三代目としての決断

豊橋市東部の沿岸部に近い東細谷町。温かな海風は、遮る物がない起伏ある大地を吹き抜けていく。この土地で、廣田農園の三代目として、現在はご主人と共に農家を受け継いだ廣田智子さん。
廣田さんは祖父母、両親が営んでいた農業を子どもの頃から手伝っていた。その頃の思い出は楽しくて、この東細谷という土地に広がる農業に癒されていた。短大を卒業後、社会人を7年経験し結婚。その後、本格的に農業の道に入り約20年が経つ。
廣田農園は、以前までは主にキャベツを栽培していた。廣田さんもキャベツに携わるも、将来的に重量系の野菜が続けられるだろうかと思うようになった。歳を取ってもできる農産物を考え、ブロッコリーに行き着いた。利点はキャベツの機械や資材が同じで、初期投資が少ないこと。ただ、キャベツ畑からの全面転換は並大抵のことではなかった。

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全面転換に反対の声も…

簡単にブロッコリーに転換すると言っても、栽培方法が違うため、今までやってきたことを全て変えることへの不安の声は、家族から聞こえた。そんな中、廣田さんは強い意志と勇気で行動し、少しずつ理解をしてもらえるようになった。
「父の農家の友達や周りの先輩方が相談に乗ってくれた。伝統の技術で試作を繰り返し、品種を選び、とにかく悩みながら挑戦し続けて、みんなで解決しました」と廣田さん。栽培には厳しかった両親のお陰もあって、突き進むことができたそう。
こうして3年かけてブロッコリーに全面転換した。この地域は土壌が赤土で、ブロッコリーには適していた。現在は10月から5月までブロッコリーとカラフルなカリフラワー、6月から7月下旬頃までトウモロコシ(黄色・白色)の栽培。3年前にはご主人も就農し、さらに力強く突き進んでいる。

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廣田さんのこれからと地産地消

「今年でブロッコリーを始めて10年、カリフラワーの栽培は5年目、その他、紫キャベツなども挑戦中。地産地消はどんどん広がるべき。そのためにもがんばって作って、たくさん食べてもらいたい」と語る。情報発信にも力を入れ、インスタグラムで栽培状況や実際に作ったレシピを紹介している。
廣田さんのブロッコリーやカリフラワーは、しっかりと硬く締まり、棚持ちが良いと人気。「今後は、出荷基盤をもっと作っていきたい。美味しい野菜を楽しんでもらえる環境作りも力を入れていかなくては」と話す廣田さん。
農家としての廣田さんはキリッとした姿で、家庭では二児のお母さん。最近「お母さん、楽しそう」と言ってもらえ、嬉しさが力になっていると、優しい笑顔が印象的でした。
【編集】黒色のカッコいい軽トラに乗り、キラキラの廣田さん!野菜もピカピカで美味しい!

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