東三河で育った素材でできた加工品や
東三河で生まれた加工品をご紹介
有限会社 兵藤農園(豊あぐり)【豊橋市】
「波紋」誕生までの道のり
地元の高校卒業後、会社員として務めていた時に、祖父が亡くなったのを機に農業の世界に入ったのが23歳の頃。代々農家で、トマトや大葉を栽培していたが、4年程前にしいたけの栽培へ切り替え、本格的に始めた。学生の頃は農家になることを考えてはいなかったが、就農後は栽培と経営にのめり込んでいった。「社会人生活、就農した時の大葉栽培と市場、そして今の栽培と雇用いった、さまざまな分野と経験が役立ち今がある」と兵藤さん。9月中旬から翌7月前半まで栽培は続く。菌床はおがくずから作り、栽培まで一貫して手掛ける。また、生しいたけを中心に、乾燥や冷凍といった加工まで自社ですべて行う。「数多い品種の中から、季節に合った品種を選択し、気候など自然に合わせた栽培がこだわり。暖房など使わず、現在は年に4品種を使い分け、人がしいたけと季節に寄り添い環境と共に生きることを大切にしています」と話す。7,000床を少しずつ時期をずらし、さらに、新しい品種にも目を向け、研究を欠かさない。
有限会社 兵藤農園(豊あぐり)
兵藤 健吉さん
変形や少しの傷の付いたしいたけを使い、乾燥品や冷凍品も手掛けている。足の早いしいたけをすぐに傷の部分を取り除き、さらに食べやすいサイズにカットする。「水に漬ければすぐに食べられるように」と手間をかけて愛情いっぱいの製品を届ける。新たな商品開発も進んでおり、今後もしいたけの美味しさを生かす追求は続く。
●〒441-3125 豊橋市豊栄町 ●TEL:0532-45-4770