2015年3月 地のしずく~地産地消応援隊~

季節誌しずく-地のしずく

【季節誌しずく】豊川の給食

 豊川市では、平成25年に南部給食センターが完成し、学校給食センターと合わせ2箇所に集約されました。両施設で約18、000食(平成26年3月現在)が作られ、各学校へ届けられます。1日に必要な栄養量の3分の1を満たすように心がけられ、特に国民栄養調査により家庭で摂取されにくいとされるカルシウム、ビタミン、鉄分については、必要量の3分の1以上を摂取できるような栄養基準量になっています。主食は、ごはん、パン、めんの3種類。ごはんは豊川市産のあいちのかおりを使用。パンは愛知県産の小麦粉が20%配合され、また、学期に1回、豊川市産や愛知県産のお米を使用した米粉パンも実施されています。副食は煮物、揚物、焼物、汁物、炒め物、蒸し物、和え物、サラダ、果物、デザートと変化をつけ、地元でとれたものや旬の食べ物を取り入れるように組まれています。

 

豊川学校給食の取組み【●セレクト給食】

セレクト給食は、児童生徒に選択する能力を伸ばすため、年3回の実施しています。

豊川学校給食の取組み【●行事食】

学校給食では、行事食を行っています。
【4月行事】入学おめでとう
【5月行事】こどもの日
【6月行事】歯の衛生週間、愛知を食べる学校給食の日
【7月行事】七夕
【9月行事】お月見
【12月行事】クリスマス
【2月行事】節分、中学校卒業おめでとう
【3月行事】ひなまつり、小学校卒業おめでとう

豊川の学校給食だからできること

【季節誌しずく】豊川市の給食

市長・教育長と児童の学校給食試食懇談会

【テーマ】
「豊川の児童生徒が考えた料理を楽しもう」
愛知県の食材を意識した「地場産物を使った料理を楽しもう」

1月の全国学校給食週間に、献立コンクール入賞作品
「食べる!!豊川やさいのみそスープ」が献立に組まれ、
発案者の学校に市長が訪れ、給食の時間を共にした。


【季節誌しずく】豊川市の給食

豊川産○○の日

毎月、地元の食材を使う「豊川産○○の日」を行っています。

栄養士による各学校への食育授業も行われ、豊川市では何が生産されているのかなど、分かりやすく説明されています。
給食献立表には、この月に使われる食材が太字で書かれ、生産者さんの顔と町名が記載されています。
※写真は1月のものです。


3月の豊川産 根深ねぎの日「豊川市の給食ができるまで」

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豊川市の生産者福田さんから地元農協へ、給食センターに届けられて丁寧に調理されます。

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豊川市の生産者 福田さんの根深ねぎ入のカレーなんばんのできあがり。各小中学校へ届けられます。3月の献立表にレシピも紹介され、家庭でも味わうことができます。


野菜の旬と量が合えば、できる限り豊川産を使っている。生産者にとっても地元の子供たちに食べてもらいたい、培ってきたものを知ってもらいたいと気持ちを込めて栽培をしている。「豊川産○○の日」は1ヶ月に2品目を目指し、豊川産の野菜の認知と、おいしい給食を届けるお手伝いとして取組み始め7年。また、年に2回、生産者が学校で講話をし、児童生徒たちとの距離を縮めている。

 


【季節誌しずく】豊川市の給食

●南部学校給食センター

【所在地】豊川市小坂井町倉屋敷75番地1
【電話】0533-75-6160
【竣工年月】平成25年7月
【敷地面積】9,484.50平方メートル
【建築面積】3,579.50平方メートル
【厨房方式】ドライシステム  【調理能力】10,000食/1日
【給食数】9,600食、13小学校・5中学校
【運営方式】調理及び配送を民間委託


【季節誌しずく】豊川市の給食

●学校給食センター

【所在地】豊川市穂ノ原3丁目2番地の9
【電話】0533-86-7622
【竣工年月】平成14年7月
【敷地面積】7,272.74平方メートル
【建築面積】3,018.88平方メートル
【厨房方式】ドライシステム 【調理能力】1日9,000食
【給食数】8,100食、13小学校・5中学校
【運営方式】調理及び配送を民間委託


【季節誌しずく】豊川市の給食

学校給食センター

所長・寺部 優さん(右)
栄養士・井川幸代さん(左)

日々子供たちの給食のために、栄養バランスをはじめ献立管理を行う傍ら、小中学校に配慮した、食育活動や地元の野菜に関してクイズ方式で授業を行うなど、直接子供たちの声にも耳を傾けている。

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