一期家一笑=毎月第3金曜日に奥三河の名産魚として限定入荷。一般的なサーモンに比べ弾力があり、川魚特有の臭みもない、口に残らないさっぱりとした脂の甘みが特徴で生食が絶対のおすすめ。店頭ではにぎりのお寿司だけでなくお刺身やマリネなどお惣菜としても並ぶ。地元ではホテルアークリッシュ、奥三河・湯谷温泉 はづ別館、ロワジールホテル豊橋などで食べられる。他、全国各地のホテルやレストラン、飲食店、すし店、海外にも出荷。オンラインショップで購入可能。
ノルウェーなどに負けない国産にこだわり、愛知県産のホウライマスと“渓流の女王“アマゴとの掛け合わせで生まれ、人の手の入っていない奥三河の清流の恵みで育てられている「絹姫サーモン」。県や地元の協力、独自のネットワークを使い、奥三河、設楽町のかけがえのない自然の財産を活かし、平成11年にこの地でどこにもないオンリーワンは産声をあげた。話題性、評価とも高く、現在は全国各地のレストラン・飲食店へ出荷、世界各国からこの養魚場へ足を運ぶ料理人や技術者も多い。
愛知県淡水養殖漁業協同組合
米花 晃雄さん
愛知県北設楽郡設楽町豊邦字豊詰27番地 Tel.0531-22-1129
東京水産大学卒業、平成元年から愛知県水産試験場と共同で絹姫サーモンの研究に着手。養殖、PR~販促に携わりながら活動を続けている。日本の若手技術教育だけでなく、中国などへの養殖技術育成も積極的に行う淡水養殖のスペシャリスト。現在は全国養鱒振興協会事務局長も務める。
卵から約4年もかかる絹姫サーモン。性格は人影も気にするほど臆病でとても繊細。そのため管理も大変に気を使い難しい部分がたくさんある。「魚と対話し、難しさを越えることで愛情や愛着となる。」そんな情熱がおいしさと感動を生むのだと感じた。
毎日来店してもらえるよう、「ふつうを、ちゃんと。」を心がけ、毎朝、杉浦さん自ら仕入れた地元を中心とした新鮮な食材が店頭に並ぶ。国産にあぐらをかかず、商品毎の差別化をわかりやすく訴えかける店独自の努力は惜しまない。他にも毎月発行するニュースレターを通じ、杉浦さん自身の思いや考えをメッセージとして届けている。ここ東三河は産地市場。「おいしい」と仕入れるものが地元のものになり、おのずと地産地消になった一期家一笑。そんなこともあり、あえて地産地消を強く訴えず、構えることなく普通に手に取っていただいたものが地元の物という形が理想。お店とお客さん双方が決して無理しないサイクルを実行している。
一期家一笑 (いちごやいちえ)
杉浦 さん
豊橋市下地町境田67-3 Tel.0532-52-9657