2026年3月掲載「苺屋田中」

季節誌しずく~地産地消の小さな流れをご紹介

苺農家として地元でできること

農業を通じて地元の自然環境をデザインしていく

農家の13代目
 豊橋市の北部に位置する石巻山の麓で、いちごを栽培している苺屋田中の田中秀樹さん。田中家は約350年前にこの地を開墾し、畑や田んぼで農業を営んできた。田中さんは13代目、先代から始めた苺を共に栽培し就農して6年になる。豊富な水源と太陽の日照、受け継いだ土地で苺栽培は40年になる。
 主にあきひめ、愛きらりを慣行栽培し出荷する傍ら、2021年から難しい農薬・化学肥料に頼らない土耕栽培の挑戦を始め5作目に入った。
 

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農薬を使わない挑戦
 「いざ苺を栽培してみると、自然な環境と遠い環境制御した中で育てていることに気づいた」と田中さん。苺は温度、湿度、肥料の濃度などに敏感で、とてもデリケートな上に栽培技術も難しく、農薬を使わないことはさらにハードなこと。田中さんは周辺の自然と近い状態にすることが理想で「理想と現実は真逆だが、やりがいがある」と語り、土壌管理から出荷まで1人で行っている。
 品種はやよいひめで、強い香りとさわやかな甘みが特徴。

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苺農家としてのこれから
 会社員時代に環境デザインに触れたことをきっかけに、農業を通じて地元の環境や風景を作ることが将来の目標。そして農薬を使わない苺の栽培を確立し、収穫量の安定を目指していく。液肥の慣行農法と農薬を使わない土耕栽培の二つの栽培方法だからこそどちらにも影響を与え合い学びも多いそう。
 昨年から妹さんご夫婦が立ち上げた「風土FOOD」にて、地球と身体に優しいジャム「風土じゃむ」の販売も開始。
 田中さんの挑戦は今後も続く。
 

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苺屋田中 田中 秀樹さん

●苺屋田中 ●豊橋市忠興2丁目17-4
●Instagram:@ichigoya_tanaka ●HP:https://ichigoyatana.official.ec/
●風土FOOD Instagram:@fudo_food_123 ●販売:フードオアシスあつみ山田店、直接販売など