全国で人気の「道の駅」新城に登場!
県外から奥三河へ「新城IC」で新たな流れの拠点へ
平成27年3月21日、国道151号沿い新城市八束穂にオープンした道の駅もっくる新城。目の前に新東名高速道路「新城インターチェンジ」開通を間近に、先だって奥三河観光ハブステーション・商業施設として誕生した。「もっ」は新城の象徴「木」を意味し、「くる」は人が「来る」を表している。
この場所、古くは「設楽ヶ原の戦いの地」。そして江戸時代には物流の拠点だった。豊川の水運同様、信州と豊橋を結ぶ伊那街道は、馬を利用した陸運が盛んだった。山の湊として賑わい馬が浪のように見えた風景が「山湊馬浪」と詠まれた。歴史になぞられるように、信州と豊橋間の南北だけでなく、新東名高速道路の東西の流れが加わ理、栄えていた頃のように物流や人の流れの拠点となり賑やかな場所になればと、今後の発展に大きな期待が寄せてられている。
施設内には、新城市、奥三河、周辺地域の野菜やお米といった農産物をはじめ、海、川産品、加工品を多数取り揃える。中でも注目は旬の野菜のバイキングのランチが楽しめる「お惣菜バイキングもっくる」、他にも新城名物猪ラーメン「奥三河正麺」、奥三河を代表する五平餅、設楽町・段土山の石を使用した石焼フランクなど、新城・奥三河ならではの食が集まる。また、観光案内所や足湯もあり、奥三河の玄関口として、オープン以来、予想を大きく上回る盛況となっている。
「オープン後、今まで奥三河に足を運んだことのなかった新しいお客さんも来ていただいています。もっと満足してもらえるよう、作られている環境や、現場にぜひ行って実際に見てもらいたいです。」と駅長の田原さん。また、今後は新しい拠点を作り上げ、周辺地域も巻き込み、良い物を自信を持って他地域へ売り込める環境も育てていきたいと意気込む。
歴史的背景や新しい交通網など、新旧が交じり合うことで、また新しい発信ができるハブステーションとして、変化しつづける道の駅により注目が集まる。
道の駅 もっくる新城
駅長 田原 直さん
北設楽郡豊根村出身。地元を中心に周辺地域にも常に目を向け、駅長として商品展開や情報発信を積極的に行っている。
●道の駅 もっくる新城 新城市八束穂五反田329-7
●営業時間:9:00~18:00
●TEL(0536)-24-3005 ●http://mokkulu.jp/index.html