2021年12月 旬のしずく~地産地消推進隊~

おひさまのように明るい農園
さんさんと照らす夢

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植田 卓之さん 幸子さん

愛知県田原市

田原市で116年続く農家。フレッシュトマトだけでなく、六次産業化も展開中。水、土壌、温度、日照、微生物…すべてのバランスを考え抜いたハウス内のトマトは、どれもピカピカで色濃い。


田原市を含め、トマト栽培が盛んな東三河。そんな中、「ウエタトマト」と名づけ、特徴や美味しさを追求して栽培をしている植田さんご家族にお聞きした。

就農時に出会った「樽栽培」

三河湾に面し、広大な畑が広がる田原市向山町。日照時間が長く、降雨が少なく暖かな気候で、起伏がほとんどない平地が広がるため、切り花のハウスが多い。この地で100年以上農業を営み、現在5代目を継いでいるのが、植田卓之さんと幸子さんご夫婦。
植田さんご夫婦は地元高校の同級生。高校卒業後、長男であるため農業を継ぐ決意をし就農。植田家は元々、野菜やメロンなどを栽培していたが、45年ほど前より大玉トマトに切り替えた。そして卓之さんの就農時に、さまざまな栽培方法を見て回り、豊橋で1軒のみ取り入れていた「樽栽培」に出会った。この栽培方法が自分に合っていると採用を決めた。特徴は、樽に1株のため、トマトの状態を見て、それぞれのトマトに合わせた栄養を与えたり水はけの良い状態を調整をすることができる。

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トマト嫌いな方にも食べてもらいたい

トマトは太陽と土と水が重要。特に水や液肥など水分のコントロールが難しいが、樽の中のヤシガラ土壌によって水分が切れやすいため、調整しやすい。このため、全体が引き締まったトマトになるため、糖度、旨み、食感、酸味のバランスが整う。また、基本となる土壌は微生物や有機物を使い、水は雪解けの水と同じく活性化させた水を使用することにこだわっている。こうしてできたトマトは「特有の青臭さが少ないため、トマト嫌いの方からも『このトマトなら食べれる』とうれしい声をいただきます」と卓之さん。
トマトにはベースグリーンと呼ばれる、ガクのまわりに出る濃い緑色があり、味がのった糖度が高い証(右下写真参照)。こうしたトマトからの合図や様子を見逃さずに丁寧に接しているのも、アットホームな家族経営だからこそできる、トマトへの愛情でもある。

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植田さんの描くこれから

「近年、毎年天候が違うため悩まされますが、人間がそれに合わせていくと切り替えて対策を打ちながらがんばっています。毎年が初心です」と大変な一面も。
その中、このトマトを使った六次産業化にも着手。ドライトマトの存在を知り、いろいろ食べてみたところ「自分たちならもっとおいしいものを作れる。こだわって作ろう」と2年前に試作を始め、去年より販売も徐々に開始。遠赤外線の乾燥機を使用することで、中からじっくり熱を入れ乾燥し細胞組織を壊さずにでき、コクと旨みのあるドライトマトが完成した。そして、他にも名古屋で人気のマザーズランチとの共同開発したアヒージョの販売も開始。
ウエタトマトの勢いはまだ始まったばかり。
【編集】若い植田さんご夫婦のトマトへの取り組みや愛情が、いっぱいでスゴイ!

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