2012年3月 旬のしずく~地産地消推進隊~

syun_topbar愛娘の皮膚病を克服生命と農法のリンク

カネイチ農園 市川靖雄さん~地産地消推進隊~カネイチ農園 市川 靖雄さん

愛知県豊川市

「やすおくん家の完熟ミニトマト」。
つばめ食堂、さんぽ道、アークリッシュホテル、くくむガーデン、さわやか、知久屋(順不同)で食べることができる。また、宅配も予約受付。
TEL・FAX/0533-93-2883
(PM6:00以降受付)

お子さんの皮膚病をきっかけに、食事療法、鍼灸、デトックスなどあらゆる治療法を試し、エドガーケーシー療法により完治する。生命のこと、食べ物のことを原因から追求し、霊性の向上に取り組んでいる。


天と地の恵みに感謝し、ミネラルバランスの良い土でこころを込めて育てあげたミニトマト、にんじんを栽培。地球環境から育み、「美味しさと健康」を追求。とにかく多くの方に栄養満点の野菜を食べてもらいたいと願い、それを実践している市川さんを紹介。

地産地消の思い

これまで様々なことに取り組んできた。EM農法に始まり、BMW農法、日韓自然農法などあれが…これがいい…と。堆肥を入れれば土は良くなると信じ、県と共に5年間にも及ぶ継続試験を行った時のこと。1年目は収穫量も上がり、食味もよくなった。しかし、2年目は横ばい、3年目には収穫量が減り、味も悪くなった。土と堆肥の土壌分析を行い、結果、PHが高く、リン酸過剰、土壌のメタボリックに当たる結果に驚いたと言う。
「自分の畑の土のことを十分に知らないのでは何も始まらないということに気づき、全体のバランスが大切であると知るきっかけになりました。この世は大地、水、熱、空気の4つのエレメンツで成型。場所が持つバイブレーションがあり、この環境に生きる人間はその環境で育った食物と同調しやすい。近くで育ったものがよりよく三河地方、東海地方であればと考えています。」と市川さんは話す。

ハウス内はトマトの香りでいっぱいカネイチ農園ハウスの中の様子大切に育てられたミニトマト

農法の取り組み

市川さんは可能な限り農薬・化学肥料を使わない農法を行っている。現在は、堆肥にマイナスの電子を打ち込んで作る肥料を元に、アク、えぐみの少ない「セイショー式農法」を採用。この農法の場合、ミニトマトが育つ土の温度は19℃とあたたかい。これにより、本来野菜の持っている自然の役割を引き出してくれるので、できたミニトマトはコクのある甘みで、日持ちもよい。色が濃く、皮が薄いなど特徴は目に見てわかる。また、今、注目の〝リコピン〟の栄養価は通常のなんと1.5倍も含まれるという。
この他にも、原子が形作られる前の状態を秩序正しく整える働きをする土壌改良剤「QFRケイ酸カルシウム」を試験中。現段階で、すでに良好な結果が出ているとのこと。この改良剤は市川さんを通じて発信され、試験をしてくれる方を募集中。詳細は直接お電話で連絡を。

トマトの管理をする市川靖雄さんたわわに実った自慢のミニトマト黄色のスマートアイコ

市川さんが思うこれから・・・

「次女の病気をきっかけに取り組んだ治療法と、農法がうまくリンクして、人間も植物も同じなんだと改めて思い知らされました。」と市川さん。今までのこだわりを一つ一つ捨てることで見えた不思議なことや、そこで得た感動を喜ぶと共に、作り手と消費者が、喜びをわかち合う関係ができればと語った。
【編集】段々に実ったトマトの美しさ、味・・・驚きの連続。様々なことを学んだ取材でした。

スマートアイコミニトマトがシンメトリーのよう管理されたハウス内の様子~地産地消推進隊~

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