東三河で育った素材でできた加工品や
東三河で生まれた加工品をご紹介
金田農園の「唐辛子・生姜など」
「波紋」誕生までの道のり
山々に囲まれ、自宅・圃場前には山からの水を運ぶ川が流れる北設楽郡東栄町振草地区。この地で、とうがらしやにんにく・生姜を栽培し、パウダーの加工品を製造している金田新也さん・高子さん夫妻。金田家は主に稲作をしていた代々農家で、急遽、役場職員をしながら農家を継ぐことになったご夫妻。受け継いだ畑で試行錯誤していた時、仕事先で名古屋にある大学の教授から生姜の栽培の話が持ち上がる。これを機に生姜を栽培することになるが、生の生姜は思うような販売が難しかった。「2人だから規模も小さく量も採れない。消費地も遠く消費期限もクリアできるのは加工だと思った」と新也さん。そこから栽培と共に、乾燥機など機材をそろえ加工に挑戦し、パウダーとして販売すると手ごたえを感じた。その後、日本全国から厳選したとうがらしの栽培と加工を開始した。退職後は、本格的に1年の栽培スケジュールに沿ってにんにくやゆずの加工も手掛け、積極的に販路拡大にも力を入れた。現在は名古屋でも販売している。
金田農園 金田 新也さん・高子さん
「とうがらしも普通のだけではおもしろくない」と6種類を基本に、この土地に合った品種を選定した上で辛さのグレードとバリエーションを作った。とうがらしに特化したことで、辛い物好きな人からのファンが増え、リピーターも多い。農薬・化学肥料を使用せず、連作を配慮した土壌づくりや管理と共に、金田さん夫妻の丁寧な作業と愛情が商品からも伝わる。
●北設楽郡東栄町
●金田農園 TEL:0536-78-5233
■近隣の販売場所
とうえい温泉花まつりの湯・JA愛知東 東栄直売所・のき山学校内カフェのっきぃ・JA愛知東 こんたく長篠など