東三河で育った素材でできた加工品や
東三河で生まれた加工品をご紹介
仁枝 知江美さん【豊橋市】
「波紋」誕生までの道のり
農家である仁枝家に嫁ぎ、ご夫婦で農業を継いでいる仁枝知江美さん。代々、豊橋市西七根町にて露地野菜を栽培してきたが、ご主人が継ぐ際にハウスの土耕栽培に切り替えた。その後、農業界で養液栽培が始められた20年程前に大玉トマト、15年程前からミニトマトの栽培を開始した。現在、高濃度のミニトマトが主だが、さまざまな品種や色の約20品種を手掛けている。
栽培途中でどうしても出てしまう規格外や熟し過ぎたミニトマトを「せっかくできたものを、別の道を歩みさせてあげたい」とドライトマトを作っていたが、おととし自宅の隣に工房を作り、本格的に六次産業化を始めた。主力製品のドライトマトはセミドライとカリカリタイプを用意。時期の糖度によって温度や乾燥時間を変え、じっくりと乾燥させる。ジャムは赤色を主に、イエローやグリーンなどカラフルな色のジャムも製造。それぞれの品種の甘味や旨みを活かしたこだわりが人気となっている。この他、ドレッシング、ピューレ(瓶・パウチ)、焼きドーナツなども製造している。
仁枝 知江美さん
「作ったり考えたり、とにかく楽しくやっている」と、やりたいことにも次々と挑戦し、日々試作や情報収集などに力が入る。ミニトマトの生産者であるからこそ、品種の特性を活かした製品作りができ、いかに無駄なく使うことができるかも追求することができる。ミニトマトの栽培は10月から翌7月まで。メルカリの販売も行っている。
●豊橋市西七根町 ■近隣の販売場所/あぐりパーク食彩村